東京原子核クラブ

本多劇場

作・演出マキノノゾミ

開催につきまして

『東京原子核クラブ』は、政府の緊急事態宣言および東京都の緊急事態措置等をうけ、1月12日(火)以降の公演に関しまして、下記のとおり、一部公演の中止、開演時間の変更、及び昼公演の追加を行います。(その他の公演回につきましては、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底の上、当初の予定通り上演致します)

【公演中止】
1月12日(火)19時
1月13日(水)19時
1月14日(木)19時

【開演時間の繰り上げ】
1月16日(土)18時→1月16日(土)17時

【追加公演】
1月14日(木)14時

つきましてはチケットの払い戻し、及びご希望の方には他公演回へのお振替等を行います。
払い戻し方法は、チケットのご購入先ごとに異なりますので、下記をご確認の上、期間内にお手続きをお願いいたします。

払い戻し等の詳細はこちら 『東京原子核クラブ』
感染症対策について
『東京原子核クラブ』
公演に関するご案内・注意事項

政府からの要請により、万が一新型コロナウイルスに感染された方がご観劇された場合に、同一公演のその他のお客様に対して確実に連絡が取れるよう、必要事項をご登録いただいております。

ご来場のお客様におかれましては、大変お手数をおかけしますが、下記フォームより事前にご登録くださいますようお願い申し上げます。

ご来場者登録フォーム

ストーリー

昭和七年、風変りな住人が集う下宿屋「平和館」。理化学研究所で働く若き物理学者の友田は周囲のレベルの高さに自信を失くし故郷に帰ろうとしていた。そこに、同僚の武山が朗報を持ってくる。海軍中尉・狩野は理研の研究で新型爆弾がつくれるのではないかと思いつき…。

大家と娘、ピアノ弾きや新劇青年、謎の女に野球に熱中する東大生……平和館に集う愚かしくも愛おしい人々を描いた青春群像劇です。

東京国際フォーラムのこけら落としとして初演され読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞したマキノノゾミの代表作。新キャストを迎え、約二十年ぶりにマキノ演出で上演します。

出 演

上演日程

1/10(日) 14:00
1/11(月) 13:00 18:00
1/12(火)

19:00中止

1/13(水) 14:00

19:00中止

1/14(木) 14:00追加

19:00中止

1/15(金) 14:00
1/16(土) 13:00 17:00変更
1/17(日) 13:00

会場

〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-10-15
小田急線下北沢駅 東口改札より徒歩3分
京王井の頭線下北沢駅 中央口改札より徒歩3分

料 金

12月12日(土)10:00
一般発売開始

配信チケットについて

【発売期間】
12月12日(土)10:00~ 2021年1月23日(土)18:00

【映像視聴可能期間】
2021年1月17日(日)13:00~1月23日(土)23:59

チケット

Confetti電話予約:0120-240-540
通話料無料・オペレーター対応
(受付時間 平日10:00~18:00)

動画配信について

好評につき、千秋楽の映像配信決定!
1月17日(日)の千秋楽公演が1月23日(土)までご視聴可能です!

配信対象公演
2021年1月17日(日)13:00公演
チケット料金
配信チケット 3,500円(税込)
映像配信チケット発売日
12月12日(土)10:00~ 1月23日(土)18:00まで
映像視聴可能期間
2021年1月17日(日)13:00~1月23日(土)23:59まで
チケット取り扱いプレイガイド
チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/genshikakukurabu/
《注意事項》
・ご購入前に必ず「購入ページの注意事項」を御確認下さい」
・チケットはインターネットでのみ販売。店頭、電話での受付はなし。1人1枚まで。

東京原子核クラブ 上演によせて

この作品の初演は1997年の1月で書いたのは前年の秋ですから、おそよ24年前のことになります。劇作を始めて今年で31年ですから、かなり初期の作品ということになりますが、いまだに私の代表作といえば、この『東京原子核クラブ』だとよく人からいわれます。

 

この作品には、戦時中の日本における原子爆弾製造計画についてふれた箇所があります。今読み返してみると、自然科学の発達が、ときに後戻りできない人類にとっての閾値を易々と超えてしまう恐怖と、状況次第では私たちはいとも容易に被害者から加害者の地位に転落し得る可能性があること、その重要な事実を忘れずにいることを表明しておくことなどが、(当時はさしたる自覚もないままに)執筆時の主題であったように思われます。

 

さらに登場人物の多くはしっかりとした良心を持った善人ですが、科学者であれ、芸術家であれ、軍人であれ、誰一人として国家の行いつつある戦争に対してこれを抑止する力を持たず、無力なままで終わります。

 

これらの主題やモチーフは、執筆当時よりも、間違いなく現代の方がより喫緊の、切実性を伴ったものとなっているように思います。歴史となった過去の物語を書いたつもりが、いつのまにか遠くない将来のことを描いているような気がしきりにして、空恐ろしささえ感じます。

 

この作品に込めた24年前のさまざまな思いを、今回あらためて咀嚼、熟考しながら、新たな俳優たちとともに、再び『東京原子核クラブ』に向かい合いたいと考えています。

マキノノゾミ

問合せ

スタッフ

作・演出|マキノノゾミ
美術|奥村泰彦
照明|中川隆一
音響|内藤博司(SBS)
衣裳|三大寺志保美
ヘアメイク|武井優子
技術監督・演出助手|郷田拓実
舞台監督|中西輝彦/矢島健
制作|村田紫音
イラスト|石渡治
宣伝美術|吉田電話
WEB|小林タクシー
協力|アミューズ/アルファエージェンシー/エイベックス・マネジメント/
   オレンジブルーカンパニー/キューブ/クリオネ/文学座(50音順)
プロデュース|田窪桜子/西田知佳/渡辺順子
主催|アイオーン/ぴあ/オフィス・マキノ